【読み放題】これからWebデザインやプログラミングを学びたい人こそKindle Unimitedを活用すべき
いよいよ日本でもスタートしたAmazonの電子書籍読み放題サービスKindle Unlimited。月額980円と本1冊分の価格で、さまざまな本が好きな時に好きな時間で読めるのはかなり魅力的だ。
さまざまなブロガーさんたちがすでに様々なKindle Unlimitedに関するエントリーを書いているけれど、ぼくが注目するのはやっぱり「Webデザイン」や「プログラミング」関連の書籍だ。今回は、Kindle Unlimitedの概要を確認しつつ、オススメのKindle書籍・雑誌を紹介していこうと思う。
Kindle Unlimited、いよいよ日本開始!
Kindle Unlimitedとは、Amazonが本日3日より開始した電子書籍読み放題サービスだ。利用料金は月額980円(税込)で、初回30日間は無料で利用することができる。
もともとKindle Unlimitedは2014年7月にアメリカでスタートしており、日本はアマゾンネットワークの中では12ヵ国目。和書は12万冊以上、洋書は120万冊以上が対象で、書籍のほかコミックや雑誌、写真集なども読み放題の対象となる。
読み放題の対象となる商品は、ページ一覧で「Kindle Unlimited」のステッカーが貼られる。
読みたい作品は商品ページの「読み放題で読む」を押せば、クラウド上で同期され、Kindleに配信される仕組みだ。
Kindle Unlimited対象書籍は同時に10冊まで登録することが可能で、「Kindle Unlimited マイブック」というページで管理することができる。11冊目を読みたい場合には、「マイブック」から1冊を解除することで、新たに本を追加することができる。
本1冊分(いや、それ以下)で読み放題、これってすごくない?
実際のところ、Kindle Unlimitedに指定されている本のみが読み放題の対象になっているので、月額980円を払って利用する価値があるのかどうかは、賛否両論あるようだ。
Kindle Unlimitedすごい!
— グラぽ (@grapodotnet) 2016年8月3日
毎月書籍代が3万円を超えていたけど、だいぶ減らせる気がする。
特に技術書はいいな。
Kindle Unlimitedに同人誌が登録されている立場からすれば、めっちゃめちゃページ数が多く読者数が多いとか、大人気作家でなければ
— のらねこ!@3日目西g-08a (@ragemax) 2016年8月3日
買って頂いた方がはるかに作者に落ちるお金が多い、とだけ申し上げておきます。
本を書いている人々にとっては逆風となるか追い風となるかはこれから見守っていきたいとして、月に数千円~数万円かけていた書籍・雑誌代の一部が浮いて980円になると考えると、とてもありがたい。
Webデザインやプログラミングの入門書こそKindle Unlimitedでどんどん読みたい
専門的な職業としてWebに携わるひとにはどうか分からないけれど、Kindle Unlimitedはこれから「Webデザイン」や「プログラミング」を学びたいと思っているひとにはとてもいいサービスだ。基本的にこうした技術書の類は、2~3千円代のものが多く、何冊も買うと結構な値段になってしまう。それが指定枠内とはいえ、月額980円で自由にいつでもどこでも読むことができる。
Webデザイン入門編
これからWebデザインを学ぶなら、こうした書籍がおすすめ(冊数が多くなってしまったので、サムネイルは省略した)。
- いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本 人気講師が教える本格Webサイトの書き方
- HTML5 スタンダード・デザインガイド~Webサイト制作者のためのビジュアル・リファレンス&セマンティクスによるコンテンツデザインガイド~
- HTML&CSSレクチャー
- CSSスマートコーディング
Webデザイン中級編
また、Webデザインの概要が理解できたら、少し踏み込んだ内容の本も読んでおきたい。
- Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで- 改訂第五版
- Webサイト設計のためのデザイン&プランニング
- Web集客が驚くほど加速するベネフィットマーケティング
- Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブル
- レスポンシブWebデザイン入門 マルチデバイス時代のWebデザイン手法
- Webデザイン・フォーラム 10人のプロが教える原則と経験則
Wordpress関連
Wordpress系も面白そうな本がいっぱい!
- いちばんやさしいWordPressの教本 人気講師が教える本格Webサイトの作り方
- WordPress 仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書
- できる100ワザ WordPress 必ず集客できる実践・サイト運営術
- WordPressをちゃんと使うための教科書
- Webデザイナーのための WordPressテーマストアの作り方: なぜ海外のWebデザイナーはテーマを作り続けるのか?
いやー、1冊2千円、3千円と平気で買っていたことを考えると、学習コストが一気に減ったなあと関心してしまう。
プログラミング関連
プログラミング関連書籍でも、面白そうな本がたくさん。
- PHP+MySQLマスターブック
- PHP 連想配列集中特訓
- 基礎Python
- スマートPythonプログラミング: Pythonのより良い書き方を学ぶ
- 基礎 Ruby on Rails
- Rubyビギナーズガイド: 本格オブジェクト指向スクリプト言語をハックせよ!
- Swiftではじめる iPhoneアプリ開発の教科書
- 絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発「超」入門
excel関連
また、仕事でexcelを使うひと、これからexcelでマクロを組みたいひと向けにも、こうした書籍が開放されている。
- できるExcel マクロ&VBA 作業の効率化&スピードアップに役立つ本
- 1000人の給与明細自動配信システムをExcel一つで:プログラムの素人・現役人事マンがつくった自動化ツールの全貌
- Excel VBAでデータ分析
- はじめての人工知能 Excelで体験しながら学ぶAI
これらが全部読み放題になると、学習意欲があればどんどん学習を進めることができるようになる。
Web系・デザイン系雑誌のバックナンバーが読めるのははっきり言ってすごい
Kindle読み放題、月額980円で国内提供開始 https://t.co/1sTXHPTGH7 雑誌は何があるのかちょっと見てみた。ターザン、さいすぽ、カメラ誌いくつか、ニューズウィーク、文春ムック、Web Designing、Wired。当面は十分だね!試してみよう。
— 荻野浩次郎 (@orijox) 2016年8月2日
Kindle Unlimitedでは雑誌の品ぞろえもGood! Webデザイナー必読の雑誌はこちら。
Web Designing
Web DesigningはWebデザインの専門誌だが、WebデザインだけでなくWebマーケティングやビジネス関連のコラムも充実している。キャッチコピーは「サイト構築のためのトータルデザイン誌」。
月刊MdN
月刊MdNはデザインとグラフィックに関する総合情報誌。Webに特化しているわけではないけれど、読めばデザイン全般のインスピレーションを湧き立たせてくれる。
+DESIGNING
+DESIGNINGはCreativity(創造性)とProductivity(生産性)という2つの側面から、現場で活躍するデザイナーに役立つ情報を提供するデザイン誌。Creative Sideでは一線で活躍するデザイナーや事例、デザインの学びかた、アイデアの源になる情報を、Productive Sideでは印刷・出力・DTPにまつわる知識やアプリケーションの使いかたを取りあげることで、デザインのINPUTからOUTPUTまでを幅広くサポートする。「Photoshop」「Illustrator」「InDesign」をこれだけでまるごと学べておいしい雑誌。
ブレーン
ブレーンはどちらかというと広告とかメディアミックスとかそういう方向性の雑誌なのだけれど、クリエイティブ系に関わるすべてのひとに読んでほしい雑誌。業界では有名な宣伝会議が出版社なので、マーケティングの最新トレンドなども学ぶことができる。
PEN (ペン)
PENもデザイン系に特化した雑誌というわけではないけれど、雑誌そのもののブランディングが上手で、ぼくもこまめにチェックしている。アート系の特集も多い。
Discover Japan
Discover Japanでは日本のアートの特集記事がたくさん食慣れている。どうしても日本のWebデザインは海外サイトのトレンドを模倣してしまう傾向にあるけれど、日本のアートにこそデザインのヒントがあるかもしれない。
まとめ
いよいよ始まったKindle Unlimitedは、業界の常識をぶち壊しつつ、読者に大きな可能性を与えてくれる画期的なサービスだ。書籍の読み放題はもちろんのこと、雑誌が読み放題になることでしっかりと流行の波に乗ることができる。これ全部読み放題でいいんですか?(笑)と聞きたくなってしまうくらいだけれど、とりあえず30日間無料なのでサービスを思いっきり使っていきたい。
ちなみにWeb系の雑誌だと白黒のKindleでは読みにくいかもしれない。カラーで読むことがあるならFireタブレットがオススメ。プライム会員なら「FIREPRIME」という割引コードで4000円OFFになる。